家が全壊❻【西日本豪雨災害の記録】
前回はこちらから↓
80過ぎて、産まれて初めて
救助ボートに乗った祖父母。
やっと地上へ
線路はもちろん水の底。
祖父は2階に置いてあったという
ショルダーバックを持っています。
中身は入っていなかったので
祖父と祖母、二人の携帯だけ入れたそうです。
サンダルは家の中でヘドロにまみれて
浮かんでいたものを拾い
そのへんでとりあえず洗って履いたそうです。
祖父はここで初めて
涙が出たと言っていました。
私の母、叔母、従弟は早めに家を出て
このタイミングでちょうど
町民センターに到着したのでした。
そろって避難
お隣さんは【西日本豪雨災害の記録❸】で
ペットボトルのお水をくださったご夫婦。
他のご近所さん方は
ご家族が迎えに来れるとのことで
ここで別れました。
しっかり者の叔母は
たちまち必要だろうと、
現金と下着を用意していました。
なんと・・・・
それくらい皆、ある意味興奮状態で
普通じゃなかったのですね・・・。
結構長い時間
誰も気が付かなかったとのこと・・・
補足
上にも書いていますが
祖母の携帯は、祖父のバックの中。
どうすることも出来ず
置き去りにされたことを受け止めた祖母は
避難所で会った知り合いと話したりして
再びの迎えを待ちました。
(ちょっと涙が出たって言ってたかな)
母達は大慌てで町民センターへ。
隣町なのでわりとすぐに行けたようです(笑)
経験したことのない大変な状況だからこそ
色んなことが起こりますね。
今となっては笑い話です・・・!
祖母も一生忘れん!!と笑っています。
続きます。
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