家が全壊❾【西日本豪雨災害の記録】
前回はこちら↓
被災から5日後
やっと家に入ることが出来ました。
被害の状況
家の中は想像を超える悲惨な状況で
言葉を失ったと言います。
(↑被災直後)
(↑被災から1か月後)
冷蔵庫は逆さまに立っていたそうです。
冷蔵庫を外に出し、酷暑の中で
腐敗した中身を処分する作業は酷かったようです。
(↑被災1か月後)
(↑被災前)
地面が随分高くなっていました。
私が上の写真を撮影したのは1か月後で、
土砂は乾いて固まっていましたが
被災直後は、すべてぐじゅぐじゅのヘドロ状態。
家の中に進むまでも、大変だったことが想像できます。
被害状況続き
ここから先の画像は
すべて被災から1か月後に撮影したものです。
和室。
畳などは運び出された後です。
壁は剥がれおちていました。
廊下。
大量の土砂が流れ込み山のようになっていました。
1か月たった時点でもまだ固まっておらず
足がはまりました。
まくしあげれば大丈夫かと思っていたカーテン。
(参照:【西日本豪雨災害の記録❶】)
ガチガチに固まっていました。
洋間。
家具などは運び出した後です。
一体どれだけの土砂が堆積しているのか・・・
床は見えませんでした。
信じられないことにキノコも生えていました・・・
トイレやお風呂などは
まだ踏み入れることの出来ない状況でした。
失ったもの
祖父母は数年前から
自分たちの先のことを考え、断捨離を進めていました。
家にあったものは
思い入れがあったり、気に入っていたり、
一生、そばに置いておきたかった物。
次の世代に引き継ぎたかった物。
今の自分達の暮らしに合うように選び直した物。
大事な物。大切な物・・・
何でも良いわけではなく
吟味してこだわって。
素敵で大切なものに囲まれた暮らしをしていた
二人にとって、何もかも失うことは
どんなに辛かったことか。
80数年、真面目に一生懸命生きてきて
人生の終盤で、何故こんな目に
あわなくてはならないんだろう・・・・
お盆の帰省時、2人と話していて
涙が出てきた私に、祖父母はこう言いました。
続きます。
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